農家web金融版
取引の入力青色

未成熟の果樹・育成中の牛馬の処理方法(青色申告)

未成熟の果樹・育成中の牛馬等の経費や資産計上の処理方法について説明します。

公開日
更新

未成熟の果樹や育成中の牛馬等の処理方法について説明します。

未成熟の果樹や育成中の牛馬等に係る費用は、その果樹や牛馬等が成熟又は育成するまでその費用を累積しておき、成熟または生育した年からその金額を取得価格として減価償却資産に登録し、減価償却費計上を行う必要があります。

そのため未成熟の果樹や育成中の牛馬等がある場合には、下記の処理が必要です。

育成中の経費の計上

  1. 未成熟の果樹や育成中の牛馬等にかかる肥料や飼料は通常と同じように、支出の取引登録からそれぞれの科目で経費として登録します。
  2. 確定申告時になったら、1月~12月末までにかかった未成熟の果樹や育成中の牛馬等に係る費用を計算し集計します。
  3. 2で集計した数字を、支出登録にある「経費から差し引く果樹 牛馬等の育成費用」を12月末の日付で入力します。

成熟したので「果樹・牛馬」に振替する場合

成熟した果樹・牛馬等は減価償却資産として登録する必要があるため、減価償却資産の登録から入力します。

  1. 左下のメニューもしくは支出から「減価償却資産」登録メニューに入ります
  2. 新品をえらび、名称と資産の種類を入力します。
  3. 果樹・樹木もしくは生物のカテゴリーの中から資産の種類を選ぶと、取引仕訳の相手勘定(貸方)を選ぶことができるようになります。
  4. いままで育成にかかった費用を取得価格として入力して、相手科目は「未成熟の果樹・育成中の牛馬等」を選んで登録します。
  5. 未成熟の果樹・育成中の牛馬等の残高が減り、ここで登録した資産の種類の勘定に振替伝票が自動で計上されるため、伝票を入力する必要はありません。

未成熟の果樹等から生じた収入がある場合

未成熟の果樹等からの収入は、累積した経費からマイナスするのが原則です。ただし継続して毎年同じ処理をする場合には収入として登録することもできます。

取得価格から控除する場合

振替伝票を入力します。振替伝票は、画面下のメニューをタップして、取引関連の「振替伝票」から入力できます。

振替伝票の作成をタップすると、上部にパターンから選択の中から「未成樹果樹等からの売上」をタップすると仕訳が設定されますので、売上金額を入力して登録しましょう。

今期の経費の累計からマイナスする方法もあります。その場合は振替伝票の入力は不要です。
(処理の仕方については、税理士もしくは管轄の税務署にご確認ください)

>関連記事:振替伝票の入力方法(青色申告)

収入として入力する場合

取引登録の収入から販売価格として登録しましょう。

>関連記事:収入の入力方法

決算書への表示

青色申告決算書の3ページ目のⒻ 果樹・牛馬等の育成費用の計算欄には、「㋑前年からの繰越額」「㋥小計」「㋠翌年への繰越額」の合計のみ自動で数字が表示されるようになっています。

申告時には、明細を印刷した後に内訳を記載してください。(e-Taxで決算書を転記する場合は、e-Taxで入力してください)