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貸借対照表のマイナスを修正したい(青色申告者用)

貸借対照表で元入金以外でマイナスが表示されている場合、取引が間違っている可能性があるため修正が必要です。ここでは貸借対照表がマイナスになった場合の確認方法について説明します。

公開日

当ソフトは貸借対照表で元入金以外でマイナスが表示されている場合、取引が間違っている可能性があるため修正しないと青色申告決算書の出力ができません。

ここでは貸借対照表がマイナスになる理由や、マイナスになっている場合の原因の突き止め方や修正方法について説明します。

現金・普通預金・定期預金・その他の預金勘定がマイナスだった場合

当システムは、収入・支出の取引を登録した場合、普通預金にすべて仕訳が入ります。そのため普通預金以外に収入が入った場合などでは、預金勘定がマイナスになることがあります。そのほか現預金は様々な要因でマイナスになったり、実際の現金や通帳とあわなくなることがあります。

現預金の照合の方法については下記の記事を参照ください

>関連記事:(青色申告ヘルプ)現預金の残高確認で数値が合わない場合はどうしたらよいですか

売掛金がマイナスになる理由

売掛金がマイナスになるのは、前年に計上した売掛金の残高より入金の金額が多いときに生じます。

当システムを使うのが初めての年は、振替伝票から入金伝票を自分で入力する必要があります。

  1. 期首残高が前年の確定申告の売掛金と合っているか確認する
  2. 入金金額が売掛金より多い場合には、今期の売上分が入っていないか確認しましょう。

    (前年の確定申告時に間違って売掛金を計上していた場合には、差額を売上で計上しましょう)

当システムを使うのが2年目の場合は、売掛金の消込から入金伝票を入力するため計上した金額のみしか消し込めないのでマイナスにはなりません。
振替伝票で計上していると2重計上になりますので、振替伝票を削除しましょう。

棚卸残高勘定がマイナスになる理由

農産物等、未収穫農産物等、肥料その他の貯蔵品の棚卸残高がマイナスになる理由は、棚卸の情報を間違えて振替伝票で入力した場合です。

当システムは棚卸情報は、確定申告メニューから入力するため、自分で振替伝票を入力する必要はありません。不要な振替伝票を削除しましょう。

減価償却資産等勘定がマイナスになる理由

建物・構築物、農機具等、果樹・牛馬等、土地、無形固定資産、繰延資産などの減価償却資産等がマイナスになる理由は、取引登録や振替伝票で入力した仕訳が間違っている可能性があります。

当システムではこれらの科目は、振替伝票での入力は原則必要ありません。減価償却資産の登録から資産を登録することで、購入、除却、減価償却費の計上が自動で行われます。

そのため、期首残高より大きな数字の伝票が計上されることはありません。ただし手動で減価償却費の伝票は入力することができます。支出の登録で減価償却費を多く計上していないか、振替伝票で不要な伝票を入力していないか確認しましょう。

事業主勘定がマイナスになる理由

事業主勘定(事業主借・事業主貸)は、プライベートなお金と事業のお金を分けるために使う勘定科目で、個人事業主特有の科目です。

事業主借勘定は、家事按分などで使われます。たとえば例えば、電気代を30,000円のうち、70%農業に30%がプライベートで使った場合には、水道光熱費が21,000円、事業主借が9,000円計上されます。

支出の取引登録の「事業按分(%)」や、減価償却資産の登録時に「事業割合(%)」を入力した場合は、自動で事業主勘定が計上されます。

事業主貸勘定は、事業のお金をプライベートで使った場合などで使われます。例えば普通預金の口座から、国民健康保険が引き落とされていた場合には、農業所得の経費にはできないため、事業主貸勘定をつかって振替伝票で仕訳を入力します。

これらの科目がマイナスになるのは、振替伝票で「事業主貸」と「事業主借」を間違えて使ってしまった場合。名前も似ているし、違う勘定科目をつかってしまうというのはよくあります。

振替伝票で入力した仕訳を確認してみましょう。

買掛金・未払金がマイナスになる理由

買掛金や未払金がマイナスになるのは、前年に計上した買掛金や未払金の残高より支払の金額が多いときに生じます。

当システムを使うのが初めての年は、前年の残高や振替伝票から出金伝票を自分で入力する際に仕訳が間違っている場合があります。

  1. 期首残高が前年の確定申告の買掛金・未払金と合っているか確認する
  2. 出金金額が買掛金・未払金より多い場合には、今期の経費計上分が入っていないか確認しましょう。

    (前年の確定申告時に間違って買掛金や未払金を計上していた場合には、差額をその経費科目で計上しましょう

当システムを使うのが2年目の場合は、買掛金・未払金の消込から出金伝票を入力するため計上した金額のみしか消し込めないのでマイナスにはなりません。
振替伝票で計上していると2重計上になりますので、振替伝票を削除しましょう。

借入金がマイナスになる理由

借入金がマイナスになるのは、前年の残高以上の支払を今期計上しているときに生じます。

当システムは、借入金については入金・支払は「借入金管理」から入力する必要があります。借入金管理で入力した借入金は残高より支払いの金額が多い取引を入力することができないため、マイナスになることはありません。

借入金管理を使わず、振替伝票で入力した場合にはマイナスになることがあります。間違いのもとになりますので振替伝票は削除し、借入金管理から返済を入力してください。

マイナスになった原因の見つけ方・修正方法

ステップ1 総勘定元帳を確認する

①左下のメニュー画面をタップ

②確定申告メニューの左下の「帳簿」をタップ

③帳簿一覧から主帳簿の「総勘定元帳を確認」をタップ

④マイナスになっている科目を選びます(一部を入力すると科目が絞られます)

⑤システム初年度の場合は、まずは前期末の数値の入力が間違っていないか確認しましょう。

⑥自動伝票は、システム側でつくった自動仕訳です。それ以外の仕訳が振替伝票で入力した仕訳です。マイナスになるのは振替伝票が原因です。

(自動仕訳しか入力されていない場合に、マイナスになっている場合には、システムの不具合の可能性がありますので、お問い合わせください)

ステップ2 前年の残高を修正する

前年の残高が前年の貸借対照表と違う場合には、 「前期末残高の入力」から修正をしましょう。

前期末残高の数値は昨年の確定申告の数値でなければいけません。

もし前年の確定申告時点で数値が間違ってた場合は、今年に修正しましょう。

ステップ3 振替伝票を修正する

振替伝票の金額が違う、もしくは勘定科目を間違っている場合は該当の振替伝票を修正します。

上記の例でいえば、前年の残高が150,000円なのに対し、1月31日の入金が200,000円になっています。

入金金額が間違いがなく売上に対する入金の場合、200,000円のうち150,000円は売掛金として消し込み、残りの50,000円は今年の売上となります。

振替伝票の金額は150,000円に修正し、収支から50,000円の売上を入力しましょう。

振替伝票の修正方法

①左下のメニューの取引関連の「振替伝票」をタップ

②修正したい振替伝票を選んでタップする

③金額や科目の修正が必要な場合は修正をしましょう。2重計上であれば伝票を削除します。


ステップ4 貸借対照表でマイナスの表示が消えているか確認

全ての修正がおわったら、貸借対照表でマイナス表示がないか確認しましょう。